お知らせ
「やませ観測システム」福島県浜通りで『ドローンによる5拠点同時気象観測実証実験』を実施しました
春から夏にかけて、東北地方で農作物に冷害を及ぼす北東風「やませ」の観測を目的に、福島大学との産学連携ロボット研究開発支援事業である「数値気象予測の高度化に向けた高精度ドローン気象観測システム」(やませ観測システム)を、eロボティクス社、イームズロボティクス社、高ライスセンター社と共同で開発しております。
今般、福島県浜通りの沿岸部5拠点を対象に、高精度ドローン気象観測システムの実証実験を行いました。
今年度は各拠点個別にミッションによる飛行ですが、来年度は多拠点同時飛行制御システムを開発予定です。
観測実施場所
- 相馬市 :大浜海岸(最高高度300m)
- 南相馬市:萱浜海岸(最高高度450m)
- 浪江町 :RTF浪江滑走路南側(最高高度450m)
- 楢葉町 :天神岬スポーツ公園南側(最高高度1,000m)
- いわき市:久ノ浜防災緑地(最高高度1,000m) ★当社が担当しました。
日時
- 1回目:2022年7月18日(月)~21日(木)、23日(土)
- 2回目:2022年8月 8日(月)~12日(金) ※1日に3回観測: 6:00~、9:00~、12:00~
今回の実証実験では、やませは発生しておらず、やませ観測という目的は達成できませんでしたが、来年度予定している飛行制御システム開発に向けて、課題がいくつか明らかとなりました。




